年間1000冊以上漫画を読む主婦です!
今回は、毒親が登場するおすすめ漫画をご紹介します!
- 毒親の心理が知りたい人
- 日常に潜む脅威を見たい人
- 毒親について漫画で知りたい人
親とは仲がいいですか?
喧嘩したり口うるさかったりもするけど、基本的に親は子どもを愛しているものです。
ですが、子どもに害をなす親も残念ながらこの世には存在します。
今回は、毒親が登場するおすすめ漫画をご紹介します。
普通の家庭に潜んでいる、普通じゃない脅威。
漫画ならではのぞくっとする表現でぜひ味わってみてください~!
百害あって一利なし!
漫画おすすめ5選
今回ご紹介する漫画は以下の5つ。
- 血の轍
- 愛と呪い
- 母がしんどい
- 汚部屋育ちの東大生
- ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん
どれも信じられない毒親が登場します…!
血の轍
本タイトル | 血の轍 |
著者 | 押見 修造 |
出版社 | 小学館 |
巻数 | 全17巻 |
あらすじ
母・静子は息子である静一にたっぷりの愛情を注いでいた。
一見すると、少々過保護ではあるが何の変哲もない親子だ。
そんな中、静一は親戚たちと共に山登りに行くことに。
従兄弟のしげるが崖でバランスを崩し、静子はそれを危ういところで助けた。
だが、静子はそのまましげるを崖から突き落としてしまう。
静子がなぜそんなことをしたのか、考えてもわからない。
情緒不安定になっていく静子と、精神的に追い詰められていく静一の不可解な家族関係を描いた漫画。
『このマンガがすごい!2018』オトコ編第9位の受賞歴あり。
みかんの感想
独特な雰囲気の漫画だと読み始めました。
絵柄からそこはかとない不安感はあるけれど、そういう演出かなと。
毒親ってテーマになってるけど、多少過保護なだけで毒ってほどじゃない。
と思って読んでいったら、まさかの展開。
時々見せる静子の表情が本当に怖くて、これはちょっとずつ摂取していくタイプの毒親漫画だと思います…。
人間の怖さというか、恐ろしいところを煮詰めて作ったような漫画でした…。
愛と呪い
本タイトル | 愛と呪い |
著者 | ふみふみこ |
出版社 | 新潮社 |
巻数 | 全3巻 |
あらすじ
幼少期の朝は、父親からの性的接触と祖母読経から始まる。
学校に登校すれば、授業の前にありがたいお祈りがある。
愛子はそんな自分が生きる世界も、自分自身のことも誰かに殺してほしかった。
世の中に対する恨みは蓄積されていき、恨みの感情にとらわれてしまう。
作者・ふみふみこさんの衝撃的な半自伝漫画。
みかんの感想
これは人によっては読むのもしんどくなるくらいキツイ漫画なのではないでしょうか。
闇が深く、かなりの鬱漫画です。
ひとりの少女がだんだんと追い詰められていく過程から、目を背けたくもなる。
けれど読まずにはいられない、そんな漫画でした。
すごくやるせない気分が残ってしまいます。
気持ちが沈んでるときに読む漫画じゃないですので、注意です。
母がしんどい
本タイトル | 母がしんどい |
著者 | 田房永子 |
出版社 | KADOKAWA |
巻数 | 全1巻 |
あらすじ
些細なことで急にキレる・訴えを無視される・言うことを聞くまで騒ぎ立てる…
こんなことはまだまだ序章にすぎない。
必要なものも買ってくれない・娘の学校行事の不参加を勝手に決めるなど…
本当にそんな親いるのか?と不安になるエピソードばかり。
しんどい母とどのように過ごし、どのように決別をしたのか。
まだ「毒親」という言葉が普及してなかったころの、世間に多くの衝撃を与えた漫画家・田房永子さんの実録エッセイ漫画。
みかんの感想
思えば田房永子さんを筆頭に「毒親」という言葉が普及していったように感じます。
今まで「変な親」ですまされていた親たちが、毒親という言葉と共に「害のある親」と認識されるようになったのはとても大きな一歩だと思います。
「親だから悪く言えない」と毒親の被害を受けていた人たちも、「親と決別していいんだ」と勇気をもらえた作品でしょう。
親と一緒にいるのがしんどいと思う方にぜひ読んでもらいたい漫画です。
汚部屋育ちの東大生
本タイトル | 汚部屋育ちの東大生 |
著者 | ハミ山クリニカ |
出版社 | ぶんか社 |
巻数 | 全2巻 |
あらすじ
「自分だけ幸せになろうだなんて、ママ許さないからね」
努力して東大に入学できた私に、ママはそう笑う。
自宅のトイレはずっと壊れている。
ゴキブリや虫が出るのは当たり前。
そんな家で育った私は、ママの望むままに東大に入学した。
だけど私の本当にやりたかったことはなんだろう。
毒親の支配から自分を取り戻していくまでの、共依存ストーリー。
みかんの感想
びっくりしたのは、東大に入学できるほどの知能を持ちながらも毒親との決別は難しいのだな、ということです。
知能があるなしに関係なく、依存関係からは抜け出したくないのだな、と。
床に鞄を置いたら汚い、と言った常識も汚部屋育ちの子にはわからない。
子どもの「普通」は家庭内でしか育たないんだなと思いました。
毒親との関係がリアルに描かれていて、「うちってちょっと変だな」と思っている人に刺さる漫画です。
ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん
本タイトル | ハッピーファミリー 復讐のレンタルお母さん |
著者 | 船木涼介 |
出版社 | コアミックス |
巻数 | 全2巻 |
あらすじ
女子高生の愛理(あいり)の母親は、娘をアクセサリーと思っている。
愛の押し付けやセックスチェックをするなど、娘の気持ちを考えず自分本位で家族を振り回す母親。
そんな母親から逃れたい愛理は「レンタルお母さん」というサービスを利用することに。
そこで出会ったアイダさんはまさに理想の母親だった。
だけど、アイダさんはだんだんと家庭に入り込んできて…?
みかんの感想
試し読みできる1話から、かなりの毒親で娘がかわいそう…という印象です。
先を読んでみてもその印象は変わらず、自分の欲のために犠牲になる娘がかわいそうで仕方ありません。
「レンタルお母さん」というサービスを使うことで、少しでも状況が変わったらいいなと思ってました。
実際、外部からの介入で家庭事情が改善するケースもありますし。
だけど、待っていたのはさらなる地獄…。
そんな展開ある?といい意味で裏切られながら進んでいくストーリーに引き込まれました。
まとめ:毒親とは関わらないが吉
今回は、毒親が登場するおすすめ漫画を紹介しました!
毒親はまさに百害あって一利なしですね。
私も子どもがいるので考えさせられます…!
子どもを愛するがあまり毒親になる人、自分のことが大切すぎて毒親になってしまう人…
どんな理由があっても、子どもに害があることには違いありません。
そんな親に育てられている子どもたちが、少しでも幸せになれるように願うばかりです。